マツド・サイエンス研究所

火球

12月20日の夜遅く、正確には21日に日付が変わった時の話である。

夜遅くなり、自転車で駅から帰宅して居る最中、私の右後方から、空高く私の進行方向と、ほぼ同じでやや右方向に走る光の玉を見た。

最初は、ヘリコプターか飛行機かと思った。

しかし、異常に速い。超音速で飛ぶジェット戦闘機より、ずっと速い。その上、無音だ。

明るさも尋常じゃない。

金星なんてもんじゃない。その何倍も明るい。

だいたい、「光点」ではない。「点」ではなく、ちゃんと大きさのある「球」だ。

その球は、白から黄色もしくはオレンジ色に輝き、彗星の「尾」のようなものまで引いて居る。

流れ星は、今まで何度も見たことがあるが、こんなに明るく大きく見えたことなどない。

だいたい、流れ星など、すぐ消えてしまうが、この光の玉は長い間、滞空して居た。体感的には、ものすごい長時間のようだったが、良く考えれば、4秒か5秒くらいのだと思う。その時間でも流れ星とすれば異常に長い。

光の玉は、松戸の上空から北々西の方向の山(と言うか岡)の稜線に消えた。

自転車を停めて、腕時計を見たら、午前0時36分であった。

超常現象を見たような気だった。あれが隕石なら、取手から土浦辺りに落ちたんじゃないかと思った。

翌日、ニュースになって無いかと新聞やテレビを視たが、隕石墜落のニュースは無かった。

ネットで調べて居ると「火球」と言う現象であるらしいことが判った。早い話が「とても明るい流星」である。

私の見た現象と一致していた。オレンジ色の光は多分ナトリウムか何かだと思う。

火球では、満月並に光る時もあるらしいので、私の見た火球よりも明るい場合もあるようだ。

しかし、火球を見たのは生まれて初めてだが、本当に吃驚した。冗談じゃなくて、これ見てUFOと見間違えるのも仕方が無いと思った。

今回見た火球、日本流星研究会とかに報告すべきなんだろうか?

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