古くから使っていたプリンターが壊れたので、プリンター・スキャナー・コピー複合機を買った。
買ったのは、EPSON の PX-A650 と言う機種で、大型量販店で安売りしていた。
早速、Windows98SE マシンと Windows XP マシンにドライバーをインストールする。
プリンターのドライバーをインストールするのは久しぶりだが、こんなに楽になっているとは思わなかった。
何のトラブルも無く、インストールが終了し、プリンターもスキャナーも簡単に使えた。
ここまでは当り前の話で、本題は、ここからである。
私は普段 Debian Linux Sarge を使っていることは、既に何回も書いた。しかし、これまで使って居たプリンターは前世紀のもので、Linux の CUPS に対応しておらず、今まで印刷だけは Windows から行っていた。
今回、購入するに先立ち、プリンターとスキャナーの Linux 用ドライバーがエプソン アヴァシスから供給されているのを調べておいた。Canon 製品を選ばなかったのは、プリンタードライバーが一部の製品しか対応していない上に、スキャナーは全くドライバーが無いためである。HP の製品は Linux 用のプリンターとスキャナーのドライバーが用意されているらしいが、Windows 用の付属アプリに不安があったので、EPSON を選んだ。
早速、我が Debian Linux Sarge で使えるように挑戦だ。
さて、エプソン アヴァシスで供給されているドライバーは、プリンター用もスキャナー用もバイナリーは、rpm 形式だけである。Debian の apt-get 用の deb 形式ではないので、ソースコードから構築したり色々と試して、苦労した。が、結果的には、rpm で依存性を無視して無理矢理インストールするとプリンター用もスキャナー用もちゃんと動作した。
試してみると、GIMP から画像の印刷や OpenOffice.org Writer から文書の印刷は正常に行えた。PDF の印刷はカタカナが文字化けする以外は正常である。
スキャナーの方は、専用アプリの iscan も GIMP からプラグインで呼び出した時も正常に使える。(プリントしながらスキャナーを使うと両方無茶苦茶になる。これは Linux だけの現象か Windows でも同様の現象が起きるか、確認していない。)
印刷もスキャニングした画像も具合が良い。
確かに Linux も、いよいよ実用性が上がってきた。
とは言え、ドライバーのインストールは苦労した。Windows 用のドライバーのインストールの簡易さに比べると、Linux 用ドライバーは敷居が高いと言わざるを得ない。
もうちょっと、どうにかならないかなあ?
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