Debian Linux Etch もリリースされて一ヶ月を越えたのだが、やっとインストールをする機会を得た。インストールしたパソコンは個人持ちのパソコンでは無いが、良く使う場所にあるので私には使いなれた Debian Linux をインストールしたのである。
パソコンは、CPU は Celeron 2.0GHzで、メモリは 512MB、ハードディスクが 120GB の3年ほど前のものでである。
インストールは、パーティションのところ以外は問題なかった。どうも、インストーラーが自動で以前からあるパーティションを消し、新たなパーティションを作るようにするとエラーが起こるようだ。昔も同じところで止まったような覚えがある。予め、古くからあるパーティションを手動で消しておくと、その後は自動でパーティションを作っても問題は無い。
それにしても GUI化した Debian Linux のインストーラーは中々のもので、これなら「Debian Linux もインストールが簡単になった」と言えそうな雰囲気である。本当にパーティションの問題さえ無ければ、手放しで皆に奨めるのだが。
今回は、日経LINUX の6月号の記事を参考にインストールした。ただし、インストーラーはデフォルトのままだと、GNOME を入れるそうで、私は KDE が使い慣れているので、「boot: installgui tasks="standard, kde-desktop"」とオマジナイしてインストールした。KDEを入れたせいかは判らないが、途中「アプリケーションのインストールの失敗」と言うメッセージが出た。これが、今日の二つめの問題発生だったが、メッセージを無視してインストールを進めたら、ちゃんと終わったので大した問題はなかったのだろう。この二つ目の問題が、本日最後の問題点だった。Debian Linux をインストールして問題が2つしか発生しなかったなんて驚きだ。
インストールは、簡単で吃驚する程だった。Sarge までの Debian はインストールするだけでも細かい設定がたくさん在って大変だった。その上、日本語を表示させたり入力できるようにするころには疲労困憊になっていた。ところが、Etchのインストールは、ほとんど自動で設定される。日本語の表示も綺麗な漢字のフォントが入っていて、入力もスグできる。隔世の感があるねえ。
思いのほか、余力があったので、3Dデスクトップの beryl も入れてみた。パソコンのグラフィック機能は、i865G チップセット内蔵のものなので、性能的な不安もあったが、それなりに使える。とは言え、相変わらず、3Dデスクトップは何に役に立つのか判らないが・・・
うーん、個人用の Debian Linux Etch に、Athlon64 x2 に GeForce のグラフィック機能付けたくらいのパソコンが欲しくなってきた。グラフィック機能は、チップセットに内蔵された程度でも良いのだが。そう思って、物色してみると、それなりに希望に合ったマザーボードなりベアボーンなりがあるもんだ。だんだん本気で欲しくなってきた。
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