急にパソコンが壊れた。電源を入れても、OS が起動できない。2000年9月に買ったノートパソコンだから、7年近い古いパソコンだ。
M くんに、「パソコン、汚しているから、それで壊れたんじゃ・・・」と言われた。
確かに、LCD 画面など、ホコリだらけのまま使っている。でも、それは関係ないだろう。
どうもキーボードの「i」のキーが押されたままの状態でショートしているらしい。そのため、OS の起動中にエラーを起こして、起動できないのだ。
これが、デスクトップパソコンなら、USB でも PS/2 インターフェースでも、新しいキーボードに交換すれば良いのだが、ノートパソコンだから、そうも行かない。
キーボードの「i」のキーのキートップを外して、ホコリやゴミを清掃した。でも、改善されない。
どうしょうも無いので、パソコンを分解して、キーボードを外した。さらに全てのキーのキートップを外した。再組み立てするときにキーを間違わないようにデジカメで撮影した上、配置の通りに外したキートップを並べながら、作業を進めた。
キートップを外す作業は細かく、神経を使う。接合部は、ごく細いプラスチック部品なので、これを壊すと元に戻らないからだ。
全てのキートップを外した後、ホコリやゴミ、髪の毛等の清掃をした。
キートップを付けない状態で、結線し、電源を入れると、何と起動した。
キートップが無くても、タッチタイピングで何とかパスワードを入れると、ちゃんとログインもできた。
どうやら、キーボードのスイッチの接点部分の中に、ゴミが入って導通状態になっていたようだ。
最近のノートパソコンだと、キーボードにコーヒーこぼしても大丈夫な位タフなものもある。こう言ったタフなノートパソコンなら、キーボードのスイッチ部分にゴミなど入らないようになっているのだろうが、古いパソコンなので、そう言った防塵防滴機能は無い。
一度、電源を切って、キートップを付け直し、キーボードを組み込んだ。これで完全に直った。
一時はどうなるかと思ったが、亊無きを得た。
結局、M くんに言われた「パソコン、汚しているから、それで壊れたんじゃ・・・」の通りだった。
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