マツド・サイエンス研究所

【人類は宇宙へ飛び出そう まずは小惑星から】 補足:放射線の情報

小惑星へ行くなど、惑星間航行のときに問題となる放射線について、情報を色々いただいたので、以下にまとめる。

Managing Lunar and Mars Mission Radiation Risks Part I: Cancer Risks, Uncertainties, and Shielding Effectiveness

 題名の通り、月と火星ミッションの放射線被曝の危険性の NASAの論文。

NASA Technical Reports Serverでサーチすると他にも放射線被曝関係のレポートが沢山ある。

・日経サイエンス2006年6月号、P60-70 「星間旅行者を宇宙線から守る」

 一般的な記事なんで読みやすい。図書館でみつけるか、古本屋で見付けるか

日経サイエンス バックナンバー 星間旅行者を宇宙線から守るでオンライン販売もある。

Managing Space Radiation Risk in the New Era of Space Exploration

 著者であるCommittee on the Evaluation of Radiation Shielding for Space Explorationがどういう団体なのか、実は知らない・・

要は、深宇宙の放射線の人体への影響は大きく、防ぐのは、重いシールド以外に有効な方法はないらしい。磁気や静電気による防御、薬を作るなどのアイデアもあるが、実現性と効果のほどは疑問だようで・・

小惑星探査に限らず、月・火星などの有人飛行には、放射線対策は必須だ。

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