今日、都内某所である資格を取るため試験を受けた。
勉強の記事にも書いたような研修の続きである。試験には、なんとか合格した。
試験は、絵に描いたように一人一人がパーティションで区切られた机の上にあるデスクトップPCに出された問題を答える。会場は静かなもので、他の人が回答を打ち込むキーボードの音しかしない。30年前ならSFの中の受験シーンそのもので、「11人いる!」の冒頭の大学受験シーンを思い出してしまった。それとも、「地球(テラ)へ」のキースの学生時代の教室の机のコンピュータ端末か。未来的だなあ。まあ、21世紀か、実際。
同じ部屋に居る人は同じテストを受けている訳ではない。今回は語学系の試験を受けている人は同じ部屋に居なかったので、騒音は気にならなかった。が、騒音対策のためにイヤーマフ(耳栓)も用意してあった。こんなイヤーマフ、普通、ロケットエンジンとかジェットエンジンの燃焼試験の時しか使わないよねえ。(<=文章中、一部「普通」じゃない感覚がありました)
受験は全てコンピュータ管理されているようで、受けて居るテストもマチマチなら、時間もマチマチで、その上、試験が終わった瞬間(正確には数分後)に合否が表示される。試験後、会場の出入り口に行ったら、既に合格を示す証書(仮の証書だけど)が印刷してあった。全てネットで管理されているだねえ。きっと、専用のプロトコルとかAPIとかあるんだろうなあ。よくできているよ、本当。
何十人か同時に試験を受けている会場に試験監督員は、その出入り口に居る一人しかいない。だけど、ネットカメラか何かで不正がないか、ちゃんと監視していると言う。
結局、コンピュータ化した受験って、人件費削減のためのものなんだねえ。
30年前にSFで見たときは、理想の未来技術を感じたものだが、実際にコンピュータ化した試験を受けてみると、人が紙を配ってくれる試験より、ずっとチープなものと感じてしまった。
まあ、それが現実の「21世紀」ってもんか!
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