マツド・サイエンス研究所

LOOX U のタッチパネル

前回のコンテンツでは、Ubuntu 8.10 のインストールまでは上手くいったが、肝心のタッチパネルを使うと、線がガタガタになって絵が描けないと言うところまで書いた。実は先週のうちに、この問題は解決したので、報告する。

まず、Synaptic で evtouch」をインストールした後、ターミナルで以下の操作をする。

$ cd /etc/hal/fdi/policy/
$ sudo cp /usr/share/hal/fdi/policy/10osvendor/50-Fujitsu.fdi .A
$ sudo vim 50-Fujitsu.fdi

として、編集し、

         <merge key="input.x11_options.maxy" type="string">976</merge>

の次に、以下の一行を追加する。(この行を追加しないと線はガタガタになるが、アイコンのタッチだけに使うなら問題ない)

         <merge key="input.x11_options.movelimit" type="string">1</merge>

ここで、一度再起動する。

キャリブレーションは、「設定」「システム設定」「Calibrate Touchscreen」 と実行し、 最初のダイアログは「OK」ボタン押して消す。

次に画面が灰色になる。画面の四隅をタッチしたのち、エンターキーを押す。 左上から、×マークが赤くなるので、順次赤くなった×マークを合計9箇所クリックする。×マークの赤は見えにくいので、注意。

×マークを9箇所クリックするとダイアログが再び出てくるので、「OK」ボタン押して消す。

もう一度、再起動すると、キャリブレーションが反映される。

一応、GIMP などのペイント系ソフトで絵が描ける。ただ、GIMPは高機能過ぎるせいか、動作が遅く、小さな画面にはツール類が煩すぎるので使いにくい。軽いペイント系のアプリでレイヤーが使えるものを探しているのだが、まだ良いものが見つかっていない。

話題は変わるが、前回、USBメモリからの起動で 1GBだと起動できるが、2GBだとできないと言ったが、BIOSの設定の問題だと判った。なんとBIOSからは、1GBのUSBメモリは、ちゃんとUSBメモリと認識されるが、2GB以上のUSBメモリはUSB HDDと認識されるのである。BIOSで、USB HDDから起動するように設定すると、何の問題もなく起動できるようになる。

注意

ブログのコンテンツの内、「告知」など時期よって情報価値が無くなるのは除いてある。また、コンテンツに付いたコメントは書き込み者に著作権があるものと判断し、ここに持ってきていないので、コメントを見るときは、元々のブログコンテンツを参照してもらいたい。

その他、ブログ発表後、コメントなどの内容を反映するなど、内容を変更しているものもあるので、注意してほしい。