GMA500 ドライバ
まずは、GMA500ドライバが公開されたというので、前回のコンテンツで紹介した LOOX U/C30 の Lucid Lynx にインストしてみたと言う話。
ただし、前回インストした Netbook Edition にそのまま入れたら、起動しなくなったので、改めて、Ubuntu 10.04 LTS Desktop 日本語 Remix をインストしなおした。そこにGMA 500 ドライバを入れたら正常になった。起動しなくなった原因が Netbook Edition にあるのか、その後入れた色々なアプリケーションにあるのかは不明。
まあ、 Netbook Edition は良くできてはいたが、お試し代わりに使っていたので、デスクトップ版に置き換える良いきっかけにはなった。
Lucid Lynx の Netbook Edition は、昔よりずっと良くなっていて、特に私の LOOX U/C30 はタッチスクリーンなので、iPhone や Android のように 指タッチでアプリケーションのランチャがスムーズにできる。しかし、起動したアプリは、普通のデスクトップ版と同じものなので、指タッチじゃなくてマウスで操作するようにできている。アプリ起動まで指タッチできていたのが、突然、マウス操作になるので、あまり使い勝手は良くない。今後、指タッチに特化したアプリが出てくれば、Netbook Edition も使い良くなるだろう。
今回公開されたGMA500ドライバのおかげで画素数が増えたが、表示速度の方は 9.10 用の GMA500 ドライバよりは遅いみたいだ。ペンタブレットを使って GIMP で絵を描いたら、線を描くのに遅れが目立った。
Google製 日本語入力 MOZC
一時期、話題になった Google製 日本語入力がオープンソースの MOZC となってリリースされた。これを Ubuntu 10.04 LTS にインストした。ソースからのビルドは時間がかかるが、問題もなく終わった。
Anthy よりは、ずっと使いやすい。が、百パーセントとは言えない。
でも、ATOK を買おうと思っていたのは、ちょっと延期。それ程、使いやすい。
今後の発展をのぞみたい。
Athlon64X2 GeForce8400GS
LOOX U/C30 と言うネットブックに Ubuntu 10.04 LTS をインストしたら、調子が良いので、デスクトップ・マシンにも入れてみようと試した。ところが、ライブCDでも、ライブUSBでも起動しない。
SNS で教えてもらったのだが、起動時にカーネル・オプションにvga=0x317を付けてみると、ちゃんと起動した。このカーネルオプションの意味は、640x480 で表示するということ。つまり、グラフィック機能を標準的なVGAしか使わないと言う意味。
と言う事は、私のデスクトップのグラフィック部分が問題である可能性が高い。
ちなみには、私のマシンの構成は次の通りだ。
・CPU Athlon64X2 4200+
・マザーボード MSI K9N6PGM2-V
・チップセット NVIDIA® MCP61 (P/S/V) (6150SE)
オンチップで、グラフィック機能 GeForce 6150 相当を持っているが、使っていない。
・グラフィックボード 玄人志向 GF8400GS-LE256H/HS
当然、GeForce 8400GS
・メモリ DDR2 2GB
・無線LAN I-O DATA WN-G54/USB
・光学ドライブ AD-7170A BLACK (IDE接続)
どう考えても、GeForce が怪しい。今回の Lucid Lynx から、NVIDIA 用ドライバが標準で付くようになったから、それが原因に違いない。
どうやら、ハードウエアによって、ライブCDが起動しないことは、Ubuntu 10.04 LTS で多発しているようだ。私と違うカーネル・オプションが必要になる場合も多いらしい。
ライブCDが起動したと言っても、カーネル・オプションに vga=0x317 にして、せっかくの GeForce 機能を使わないのでは面白さ半減だ。しかし、Lucid Lynx がリリースされてから、毎日のようにアップデートが行われている。問題の箇所も、既に改修されている可能性もある。
とにかく、試してみなくては・・・
と言う訳で、HDDにインストしてみた。インスト後、インチキとは思いながら、/boot/grub/grub.cfg を修正して、vga=0x317 を書き込んだ。HDD インスト直後のでは、ライブCDと全く同じ状態が再現される可能性があるからだ。本当にそうなのかは、試してないので判らない。
HDDから起動して、直ぐにアップデートする。76個ものアップデートがあった。
再び再起動。新しいカーネルから起動すると、高解像度でも大丈夫だった。念のためにプロプライエタリ・ドライバを入れて、再び再起動。
この状態で、LOOX U/C30 で作った MOZC の deb パッケージをインストすると、一度、再起動後、全く問題なく動いた。特に依存するパッケージはないようだ。MOZC をソースからのビルドは時間がかかるから、私がビルドした deb パッケージを公開したら、役に立つかもしれない。でも、MOZC は、BSD ライセンスなので、GPL ライブラリをリンクした deb パッケージを公開するのは問題があるのか知れない。
誰か、ライセンスに詳しい人が居たら、問題があるかどうか教えて!
もし、問題がないなら、私がビルドした deb パッケージを誰でもダウンロードできるように公開しようと思う。
Ubuntu 10.04 LTS (Lucid Lynx)は、まだ使い込んだ訳ではないが、なかなか調子が良い。
Lucid Lynx は、背景が紫になったとか、テーマが渋いとか、GIMPが標準でなくなったとか言われているが、それは表面上の事。
Ubuntu 10.04 LTS の本当の魅力は、起動の速さに代表されるレスポンスの良さと安定性だ。ハードウェアによっては、ライブCDも起動しないことがあるのは、既に述べたが、一度、インストさえ成功すれば、極めて使いやすい。
後は、SmartQ5 に ARM/Lucid がインストできるようになれば、最高なんだが。
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