昔、ニコンF3で撮った写真を見ていて、改めて今のデジカメには、背景ボケが無いことを実感した。
一般的に、背景ボケを出すには、受光素子が大きい事が必須と言われている。だから、フル35ミリ規格のCCDやCMOSを持つ EOS 5D や D700、いっそ 1Ds MK3 や D3X に大口径レンズを付けるのがベストって言うことになるのだが、そんな高いカメラを買っても重くて使わないだろう。第一、1000万~2000万画素を超える高画質が私に必要とは思えない。
デジカメで撮った写真は、多くの場合、パソコン画面やフォトフレームで観るか、ブログに張り付けるかで、昔のようにプリントすることはほとんど無い。パソコン画面やフォトフレームの場合、フルスペックHD画質でも200万画素だし、プリントだって、サービス判程度なら、200万画素もあれば十分だろう。ブログに至っては35万画素だ。
実は、背景ボケを出すには、受光素子が大きい事が必須ではない。必須なのはレンズの口径だ。同じ焦点距離(正確には35ミリ換算の焦点距離)、同じF値 のレンズの場合、受光素子が大きいほど、レンズ口径が大きくなるので、そう言った誤解(?)が生まれるのであろう。
背景ボケとレンズ口径の関係については、これとかこれ(firefoxのみ)に書いておいてある。
だから、背景ボケを出したいだけなら、無理に受光素子を大きくする必要はない。焦点距離 18mm F0.3 なんてレンズがあれば良いのだ。むちゃくちゃな数値だが、「回折限界を狙うような解像度重視ではない」「イメージサークルが小さい」「明るい必要はない」など、今までのレンズと要求が違うので、不可能ではないだろう。
むしろ、イラストの様に「1倍コンバータ」なるものをコンデジに付ける方がいいかも。
こう言った商品が売られているかと、ネット上を探したが無かった。
誰か、画質は問わないから、「1倍コンバータ」を作ってくれないかなあ・・・
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