が焼死した。今まで、サーバー代わりしていた中古ノートパソコンが真夏に突然停止して二度と起動しなくなることなどが何度かあったが、今回はちょっと状況が違った。
きっかけは、それまで、1TB だった HDD を 2TB に換装すると共に、OS の Debian を 最新版の Squeeze にアップグレードする時だった。3年前に500GBだったHDDは、1年半前に1TBに置き換え、今回、2倍になるというムーアの法則の通りに容量が増加していった。
2TB HDD は、別の Phenom X4 マシンで、Debian Squeeze をクリーン・インストし、データのみ 1TB HDD からコピーした後、C7 サーバーに接続すると、なかなか起動しない。2TB HDD と C7 マザーボードとの相性が悪いのかと元のHDDに戻しても、なかなか起動しない。最初は、3回に1回は正常に起動していたのが、5回に1回になり、10回に1回になった。一度、起動すると、その後は正常に動作するのだから、どうも異常は起動時だけのもののようだ。
とは言え、どんどん、正常に起動する確率が減っていき、その内、全く起動しなくなった。
「どうしたんだろう」と、マザーボードを見ると、写真のように電解コンデンサーがパンクしているではないか! 結局、マザーボード上の電解コンデンサーの内、4つがパンクしている。電解液の乾き具合から、昨日・今日パンクしたのものでなく、何日も前から、もしかしたら何ヶ月も前から異常だったようだ。ほとんど、この3年間、動作しっぱなしだったからなあ。起動時だけ問題になる故障だから、気が付かなかったが、去年も今年も猛暑だったからなあ。
元々、3年前に購入した時から、中古品だったから仕方が無い。
で、秋葉原に行って、新しいマザーボードを買ってきた。事前に調べる余裕も無かったので、とにかく mini-ITX 規格で、ファンレスだったら、何でも良いから安い奴を買おうとした。AMD Fusion にも興味があったけど、高いので止め、結局、パソコンハウス東映で、Intel D510MO と言うマザーボードを 6,980円で買った。これは、Atom D510 と言う1.66GHzのCPUがデュアルコアになっており、メモリは DDR2が2つだ。もし、DDR3のマザーボードしかなかったら、新規にメモリを買おうと覚悟していたが、DDR2なら家に要らなくなったメモリがあるだろう。
しかし、ノートPCはともかく、デスクトップでインテルCPUを使ったコンピュータを買うのは486DX以来だなあ。その間は、K6とかAthlonとかPhenomとかC3とかC7。よっぽど変なCPUばかり使っているんだなあ、私は。
家に帰ると、DDR2メモリは、512MBが2枚、1GBが1枚と中途半端な数あった。とりあえず、512MBを2枚と2TB HDDを付けて起動テスト。eth0 の設定を変えるだけで、全く問題が無く使える。試しに、512MBと1GBが1枚ずつ付けると、ちゃんと1.5GBと認識するので、変則的だけど、これで使うことにする。
以前のC7のクロックは1GHzでシングルコアだったのが、今回は1.66GHzでデュアルコアだから、3倍のパフォーマンスか? Atomはハイパースレッドなので、見かけ上4コアで動作するので、それ以上か? 元々同一クロックでも、C7よりAtomの方がパフォーマンスが高いと思うので、実際は、更に、それ以上の差だろう。
CPU性能もメモリも増えたけど、家庭内サーバーとしては、ファイルサーバーとかWikiサーバーとしてしか使っていないので宝の持ち腐れのような気もする。とは言え、Wikiサーバーとしてのレスポンスは、はっきりと体感できるほど向上しているので、侮れない。
冗談半分で、普段、 Phenom X4 マシンで使っている HDDから起動してみた。これには Ubuntu 10.04 が入っている。ちょっとだけ、もっさりしているけど、全く問題なく動く。オンチップグラフィックは、GMA3150と言う聞いたことも無いチップなので、期待していなかったが、Compiz! で3D表示ができるんだから、アクセラレーションが効いているんだなあ・・
動画再生も試したけど、全く問題もなし。
説明書読むと、マザーボード上に S/PDIF や パラレル/シリアルIFも付いているよ。これだけでも相当遊べそうだ。今回、購入しなかったけど、300円ほど高いだけで、HDMI端子付きの D510 mini-ITX マザーボードも売っていたし。なんか、AtomやFusionのmini-ITXマザーだけで、デスクトップマシンとして十分役に立つような気がして来た。
と、脱線していると切りが無いので、元のサーバー状態に戻して、今日は終了。
さて、今回のAtomは、何年もってくれるかな?
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