マツド・サイエンティスト研究所
研究報告8 ラグランジュ・シミュレーション暫定版公開 15th November 1998
25th November 1998 プログラムをバージョンアップ
15th March 1999 プログラムをバージョンアップ
21st March 1999 ちょっとだけバージョンアップ
はじめに
Lagrange.exe Ver0.03は、地球−月系のラグランジュポイント及びその近傍での宇宙機の動きをシミュレートするプログラムである。
本プログラムはフリーであり、ソースコードが添付されているが、未だ暫定公開版であり、再配布等を禁止している。
使用については、『著作権・使用条件・改修・転載等の条件』に基づいて貰いたい。
動作環境
Windows95/98/NTのの動作する環境
ソースコードについて、GCC(Cygnus)及びBorland-C++用のMakefileは用意している。
プログラムのダウンロード
下の行より、ダウンロードする。
LAG003A.LZH (152,194bytes)
ソフトウェア種別
フリーソフトウェア
構成ファイル
Lagrange.exe ・・ 実行形式
Msorbit.cpp ・・ プログラムソース(メインルーチン)
Gui.cpp ・・ プログラムソース(表示ルーチン)
Gui.h ・・ プログラムソース(同ヘッダ)
Lagrange.cpp ・・ プログラムソース(数値積分ルーチン)
Lagrange.h ・・ プログラムソース(同ヘッダ)
Vector.cpp ・・ プログラムソース(ベクトル/マトリックス等)
Vector.h ・・ プログラムソース(同ヘッダ)
Lagrange.rc ・・ リソースファイル
Lagrange.ico ・・ アイコンファイル
MakeFile.gcc ・・ gcc用 Makefile
MakeFile.bcc ・・ Borland-C++、C++Builder用 Makefile
MakeFile.vcc ・・ Visual C++用 Makefile
CmdLine.cpp ・・ コマンドライン版メインルーチン
Readme.txt ・・ ドキュメント
Test.lag ・・ 設定ファイル例
Nogiri.lag ・・ 設定ファイル(野尻抱介氏提供)
開発環境
Windows95
C++Builder1.0J
使用方法
解凍
>Lha x lagrange.lzh
実行
Lagrange.exeをエクスプローラー等で実行する。
コンパイル方法
Borland-C++やC++Builderなら
>make -f makefile.bcc
GCCのCygnusなら
$make -f makefile.gcc
でメークできる。
Cygnusは、Windows95/98/NT用のフリーのC/C++コンパイラである。
プログラムの改修に当たってのヒント
数値積分シミュレーターの本体であるLagrange.cppとVector.cppは、標準的なC++コンパイラなら、問題なくコンパイルできる。
Lagrange.cppとVector.cppの使い方を説明する上での参考として、コマンドライン版のメインルーチンCmdLine.cppを用意した。
Borland-C++やC++Builderなら
>bcc32 cmdline.cpp lagrange.cpp vector.cpp
GCCのCygnusなら
$gcc -D_CYGWIN32 -o cmdline.exe cmdline.cpp lagrange.cpp vector.cpp
でコンパイルできる。
このプログラムは、cmdline.cpp lagrange.cpp vector.cpp及び lagrange.h vector.hの他は、標準ライブラリ(STDIO.HとMATH.Hのみ)しか使っていないので、数値積分の機能を理解する上で役に立つと思う。
サポート
サポートは、以下のホームページ及びeMailにて行う。
本ホームページ: http://village.infoweb.ne.jp/~anoda/
但し、暫定公開時点では、理論的・技術的な記述は、本ホームページには、ほとんど無く、事実上、SF作家である野尻抱介氏の野尻抱介 リファレンス・マニュアルの提示板で議論が行われている。
著作権・使用条件・改修・転載等の条件
著作権
本プログラム及び文書は 野田篤司 が著作権を有する。
使用条件
転載を伴わない限り、コンパイル、実行、改修、リバースエンジニアリングを含めて、使用は自由であり、使用は無料である。
但し、このプログラムの使用により発生した問題やプログラムの出力結果については、使用者の責任において対処し、作者の責任は問わないこと。
転載
現時点では、暫定バージョンであり、再配布・転載を禁止する。
但し、将来、正式公開バージョンでは、再配布・転載を許可する予定である。
改修
個人で使用する場合は改修は自由である。
暫定公開版のため、改修したプログラムの転載を禁止する。
但し、将来、正式公開バージョンでは、改修したプログラムの転載も、著作権表示などの若干の条件の下に許可する予定である。
その他
暫定バージョンであり、バグが残っている可能性がある。
おかしな挙動をした場合は、上記メールアドレスに連絡して欲しい。
特に、ハングアップ等クリティカルなバグを発見した場合は、使用環境などを含めて、速やかに連絡して欲しい。
クリティカルなバグが報告された場合、本ホームページに警告を載せる。その場合は、速やかに使用を止めること。
なお、MacやLinux、FreeBSDなどに、本プログラムを移植してくれる人を求めている。但し、報酬無しの上、ソースコードを含めて、プログラムをフリーで公開すると言う最悪の条件であるが・・
移植の際の注意点としては、Msorbit.cppとGui.cppにOS依存する部分にまとめてある。
不明瞭な点が有れば、上記のメールアドレスにて問い合わせて欲しい。
履歴
1998.11.15 V0.01 最初のリリース
1998.11.25 V0.02 暫定版の更新
多数衛星対応
軌跡の表示
主星・副星の質量・半径を可変
主星−副星の軌道半径を可変
墜落・衝突判断
クリップボード経由で画面をコピー
CSVファイルの出力
アイコンの追加
名前の表示のON/OFF
コマンドライン版の追加
VC++版Makefile
1999. 3.15 V0.03 太陽潮汐力効果の計算
初期設定をファイルにセーブ・ロード
バグの修正
1999. 3.21 V0.03a マイナー・バグ訂正
本研究に対する御意見、御感想、御指摘等、ございましたら、メールで送っていただければ大歓迎です。
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