昨日(7月23日)、宇宙作家クラブの例会と言うことで、成田ゆめ牧場の敷地内にある羅須地人鉄道協会に、また行った。
タイタンパーで紹介した場所である。
今回は、保線工事ではなく、運転を体験するために行ったのである。
石炭に火を付け、ボイラーで湯を沸かし、蒸気を上げるところから始めた。常温の水の状態から、機関車が走れるまで、2時間くらいかかる。2時間と言うと相当時間がかかるように思えるが、羅須地人鉄道協会の機関車は小さいので早いほうだそうだ。国鉄時代の蒸気機関車だと、まる一日かかるそうだ。
蒸気圧が上がると、運転体験である。
蒸気機関車の運転は思いのほか簡単で、操作するのは「ブレーキ」と「前後方向を決める逆転器」と「スロットル(シリンダーに送る蒸気の圧力を調整するレギュレーター)」だけだ。ガソリンエンジンの自動車のようにクラッチやミッションのように複雑な操作は必要無い。これは蒸気機関の回転数に対するトルクの特性が、低回転ほどトルクが高いという理想的な特性だからだ。
前進方向に逆転器を操作し、ブレーキを外し、スロットルを操作すると出発だ。
いや、一つ忘れていた。出発の合図に「汽笛」を鳴らすのだ。
汽笛を鳴らして出発する。
カーブや上り坂下り坂に合わせて、スロットルを調整する。踏切前では、汽笛を鳴らす。
橋を越えたら、もう一周だ。
ぐるっと一周するのが、アッと言う間だ。
これは楽しい。
自分の順番が終わると(私は子供なもんだから、いの一番で運転した)、他の人が運転する間、客車に乗っている。
野尻さんや笹本さん、松浦さん、あさりさん、小林(伸光)さんなど、いつものメンバーと話が弾む。
「模型飛行機の垂直尾翼容積比が、どうたら」とか
「八谷さんのメーヴェって、きれいに飛ぶんだよ。こんどスキー場か何処かで御披露目飛行をやるみたいだよ」とか
「(指さしながら)このへんを小川(一水)くんとタイタンパーしたんだ。小川くんも来れば良かったのに」とか話した(ブログの話題ばかりだなあ)
皆が運転し終わると、火を消し、湯を抜き、掃除をする。
いやあ、楽しかった。
将来、こんなノリで素人が集まってロケットを打上げられるようになったら良いなあと思った、本当に。
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