マツド・サイエンス研究所

自分の行動分析

昨年11月位から、SmartQ5 でスケジュールや Todo 管理を行うようになったというのは、

SmartQ5 の無謀な挑戦

SmartQ5 を実用に使う

で既に報告した通りだ。実際は、全く同じ ruby プログラムがパソコンでも動くので、そちらを使う方が多いのだけれど。

で、自分自身の Todo の件数をグラフにしたのが、最初の図だ。

最初の内は慣れていなかったりで、安定していないが、11月中旬以降は順調に機能していることが判る。

概ね 1日2~3件ずつ位のペースで総件数が増えているが、完了したものもほぼ同じペースで増えているので、未処理の件数は100件前後で安定している。厳密に言うと、未処理の件数は、10日で1件ほどの割合で増えている。

未処理件数の内訳が左図だ。

赤い線が総件数、緑がビジネス、青がプライベート、紫が家族や子供ための Todo だ。

これだけ見ると、プライベートの方が多いように見える。しかし、実際は、逆にビジネスの方が処理件数が多い。

最後の図は、完了した Todo の処理するまでにかかった日数と件数を表したものだ。

線の色は、前の図と同じで赤い線が総件数、緑がビジネス、青がプライベート、紫が家族や子供ためのものだ。

グラフのX軸は、切り捨てで処理に要した日数だ。X軸のゼロは、その Todo が発生してから24時間未満に完了していることを示す。実際には、処理まで100日以上かかったものもあるのだが、図では30日までのものしか表示していない。仮に表示しても、ほとんどゼロ件か1件が続くだけだ。

この図から判るように、 ビジネスの Todo は、ほとんどが発生してから24時間以内に完了している。それに対してプライベートな Todo は、数が少ないものの、完了するまでの日数が長いことが判る。

処理完了までに要する平均的な時間は、ビジネスで6日と23時間、プライベートで12日と14時間と、約2倍になっている。これに対して、家族や子供ための Todo は、15日と23時間であり、全ての Todo の平均は、8日と12時間である。

発生する Todo および 完了処理する Todo の内、75%がビジネスであるのに関わらず、未処理の件数の過半数がプライベートであるのは、完了処理までに要する期間による影響が大きいと思われる。

だたし、毎日発生する Todo が 2~3件で、完了処理までの平均日数が8.5日だと、未処理の件数は17件~25.5件のはずである。

にも、関わらず、現状、100件を超える未処理の Todo がある。つまり、計算上、20件前後の Todo は、毎日のように生まれ処理され消えていくのだが、これは濁った水の中の上澄みのようなもので、その背後に80件前後の Todo が処理されることなく、沈殿している事が予想される。

では、実際にどうであろうか?

わずか 106 件のTodoであるので、一件一件チェックしてみた。

まず、「上澄み」の部分、つまりタイミング的に処理待ちだっただけの用件は 18 件であった。ほぼ計算通りだ。

また、7件は、スレッド方式の表示のルートになっているだけなので、用件ではない。

残りの81件が何故が「沈殿」している用件だ。

では、「沈殿」している Todo は、どのような用件が、どのような理由で「沈殿」しているのか?

まず、一番多いのが、「怠惰」が理由で遅延しているものだ。例えば「歯医者に行く」などのものだ。これが49件で、沈殿している中の60パーセントを占める。

次に多いのが何と「チェックし忘れ」だった。実際は処理し終わっているのにチェックしていないだけの用件が、19件、24パーセントもあった。

次は、「暇な時やろう」としているもの。例えば、暇な時に誰々のCDを借りて聴くこうとか、そういった類の用件が、10件、12パーセントだ。元々積極的に終わらせるつもりは無いから、沈殿しているのも無理はない。

最後は「単なるメモ」で、3件、4パーセント。「2泊以上の旅行に行くときは爪切りを持っていった方が良い」と言ったもので、これは完了するわけがない。

改善するには、「怠惰」な理由で遅れているものは早く実行するべきだし、「チェックし忘れ」は忘れないようにすべきだ。「単なるメモ」は別途管理するとかにすれば、「沈殿」している Todo の件数は減るだろう。

しかし、それが本当に「改善」になるのか?

それには、以前から疑問をもっているんだよね。

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