Fox プロジェクト
マツド・サイエンティスト研究所・分室
Last update at the 8th of July 2002
全面改定 開始 [2001.10. 1]
速報! ネットへ アクセス 追加 [2002. 3.29]
速報! CMOS カメラ 追加 [2002. 7. 8]
Foxは、SH-3を用いた超小型ワンボードコンピュータである。
− お詫び −
インターフェース 2000年 12月号 の記事で Fox のキットを申し込まれた方
都合で頒布が遅れております。申し訳ありません。 |
はじめに
Foxは、日立製作所製のRISC CPUであるSH-3を用いた超小型ワンボードコンピュータだ。
この『Fox プロジェクト』では、フリーの回路図、開発環境等を紹介し、自作派の為にオリジナルのコンピュータを作る手段を提供する。
実は、このプロジェクト、「マツド・サイエンティスト研究所」の中に入れようと思っていたのだが、簡単には完結しない内容なのと、特殊性があるので、別出しにした。
だが、「マツド・サイエンティスト研究所」と全く関連が無い訳ではない。このプロジェクトの究極の目的は、『恒星間 鮭の卵計画』のコンピュータを作る事にあるのだから・・・
Fox マニュアル
Fox マニュアル 暫定版 PDF ファイル(680k もあるので注意)
Fox 特徴
Foxは次のような特徴を持つ。
- 日立のRISC CPU SH-3を用いた超小型ワンボードコンピュータ
- ほぼピンコンパチブルのSH-3RやSH-3Eも使用可
- 超小型軽量、低消費電力、高性能。
- プリント基板を起こせば、クレジットカード大(両面実装すれば、その半分)
- 単三電池二本で動作
- 回路図及び使用料は基本的にフリーつまり無料(詳細は使用条件を参照の事)
- メモリ: ROM:128Kバイト、RAM:8Mバイト
- クロス開発環境(C/C++)もフリー (GCCを使用)
- 秋葉原で入手可能な部品で構成
- 最大60MIPSから100MIPSのパフォーマンス。
- 8MバイトのメモリとMMUを持つ。従って、性能的にはUNIXクラスのOSも移植可能(な筈)。
- 組込み状態でもROMにライトできるROMライタ付き。
ただし、Foxプロジェクトは未完成であり、現状では以下の点に注意してもらいたい。
- まだ、試作ボードでの動作確認を行ったところだ。回路図やプログラム等のバグ等が残っている可能性が高い。もちろん、それを承知で使うことは可能である。
- このページも、まだ未完成で工事中の部分も多い。また、今後の成り行きで取りやめるコンテンツや急きょ追加されるコンテンツも有り得る。
- 全ての回路図やプログラムの使用は、自己責任の元に行なうこと。
著作権・使用条件等
- Foxの回路図は「フリーハード」である。
- まだ、未完成で、この回路図通りに作っても、バグが残っている可能性が高い。それを承知で使うことは可能だ。
- 「フリーハード」と言っても、著作権を放棄するつもりはない。
- Fox及びROMライターの回路図、ROMライタープログラムの著作権は野田篤司が保有する。
- 回路図及びプログラムの使用料は、無料。
- この回路図及びプログラムを使った結果についての如何なる責任も作者である野田篤司に問わないこと。
- バグレポートや感想・御意見等の連絡先はである。
- サポートは、私のホームページで行なう。
さいごに
如何であったろうか?
このコンテンツ、今までの私のホームページと、全く方向性が異なるもので、受け入れがたいかもしれない。
また、多くの部分が未完成(工事中)で全体として、Fox プロジェクトが理解できないかもしれない。現状でも、仮設計の回路図やデータの入手方法、SH用GCCの構築方法等、有用な情報が含まれている。が、Foxが完成し、プロジェクトとして成立するには、少なくとも数ヶ月から1年はかかると思われる。
Fox プロジェクトの目的は、「自作派に対する情報の提供」と「『恒星間 鮭の卵』に使えるコンピュータの開発」であり、私の『ホームビルドカー』や『マツド・サイエンティスト研究所』における信条に反してはいないと考えるのだが・・・。
謝辞
本文書及びCPUボード/ROMライタ回路図を作成する上で、特にSH用GCC開発環境の構築において安井吏氏に多大なる協力を得たことを感謝する。
本研究に対する御意見、御感想、御指摘等、ございましたら、メールで送っていただければ大歓迎です。
Copyright (C) 1998-2002 野田篤司