英国人は、何でも自分で作りたがり、作ることを趣味にしてしまう。インテリアのDIYなど当たり前で、自分で壁の色を塗り直したり、風呂やトイレを交換したり、凄い場合には階段の位置を変えたりしてしまう。それも何処にでも居そうなオバちゃんが・・である。今、日本で流行しているイングリッシュ・ガーデニングも何でも自分で作りたがることの一つだろう。テレビ番組でも、素人同士がインテリアとか料理とかの腕を競う番組が多い。一番驚いたのはロボット・ウォーズと言う番組でNHKのロボットアイデアコンテストを目茶苦茶過激にしたようなものである。この番組については、また別の機会に書こうと思っているが、とにかく相手のロボットをチェーンソーやツルハシ、火炎放射器で攻撃し動けなくしたら勝ちという凄いものである。
いろんな物を作ることを趣味にしてしまう英国人の凄さは、他にも色々あるのだが、ここでは日本人には想像もできない『自動車を自分で作ってしまうと言う趣味』について紹介する。
英国には、日本の車検に当たる制度は有るには有るのだが、これがあまり厳しくない。で、日本では到底車検が降りないような改造車でもナンバーが降りる。果ては自分で車を作ってしまってもナンバーを取って公道を走ることができるのである。物作りを趣味にしてしまう英国人が、これをほっておく訳が無い。それで登場するのが、キットカーと自作スポーツカーである。
私は英国に来る前からキットカーの存在は知っていてあわよくば作ってしまおうと思っていた。それで、手当たり次第に情報を集めた。左は、キットカー専門雑誌「kit
car magazine」の1998年2月号と別冊付録(右側)である。別冊付録の題名SVAは、the
Single Vehicle Approvalの略語で、『単一の車の為の車検』のことである。キットカーや自作の自動車はSVAのテストに合格するとナンバーがもらえる。この合格手引書がたった17ページなのであるから、呆れてしまう。
実は、SVAは1998年3月から施行されたばかりで、その前は、一般の車と同じ車検(MOT)でナンバーが取れた。英国人は、SVA制度の施行を規制が厳しくなったと考えているようだが、日本人から見れば、キットカーや自作の自動車が公的に認められている事自体羨ましい限りである。日本の車検場に、自作の自動車等持ち込もうものなら、「前例が無い」とか「法的に認められない」とか言われて門前払いを受けるに決まっているのだから。(本当に日本では、自作自動車の車検は取れないのかなあ?)
右は、同じく「kit car magazine」の1998年4月号と別冊付録である。キットカーの専門雑誌には「kit
car magazine」以外に「which kit?」と言う雑誌があり、本当は、そっちを買いに本屋に行ったのだけど、別冊付録につられて、また「kit
car magazine」を買ってしまった。別冊付録は、ACコブラ・レプリカのキットカーであるSUMO
Mk3の組立て説明書で、普段15ポンド(日本円で3300円:1ポンド=220円で計算)が、おまけで付いてくるのであった。
なお、「kit car magazine」は、日本からでも60ポンドで年間購読できるらしい。英語に自信のある人は+44-1293-886998に電話して頼むと良い。
左は、そのコブラ・レプリカの組立て説明書の裏表紙である。キットは、このような状態で送られてくるらしい。まるでプラスチック・モデルである。
この説明書を斜めに読んでみた。結論から言うと、これは大変な作業である。私の英国滞在は、僅か1年間であり、もたもたしている内に4ヶ月が過ぎてしまった。とても後8ヶ月で作れるような代物ではない。
何が大変なのかと言うと、作る自体よりも部品を集めることが大変なのである。
このコブラ・レプリカの場合、フォードのSierraと言う車をdonor(ドナー)としている。ドナーと言うと日本では、臓器移植の臓器提供者を思い浮かべるが、英国では、スクラップなどからの「部品取り」くらいの軽い意味でも使われる。誤解を招くと良くないので、これからは、「部品取り車」と言おう。
このフォード・レプリカのキットは、完全な状態ではなく、ランニングギアを「部品取り車」であるフォードのSierraから取って使う。具体的には、エンジン、ギア、フロントホイールのハブ、リアサスペンション(セミトレーニングアーム、デフ、ドライシャフト、ハブ)、ステアリング(ラック、コラム)、ペダル、ブレーキ用のサーボ、プロペラシャフト、ラジエター等をSierraから取る。それ以外に、ローバーのミニからワイパーとヒーターを取ってこなければならない。なお、エンジンとギアに関しては、Sierraのものだけではなく、ローバーやフォードのV8(最大5800cc)まで付けられるらしい。
面白いのはサスペンションで、リアは、ほとんどSierraのものを、そのまま付けているのに対しフロントはSierraのマクファーソン・ストラット用のフロント・ホイールのハブにオリジナルの上下ウイッシュボーンを付けて、ダブルウイッシュボーンとしている所である。ホイールのハブの上部にはストラットの付く大きな穴が有るのだが、ここにマッシュルームというアタッチメントを付けて、上ウイッシュボーンに繋ぐのである。
フォードのSierra自体、10年くらい前に生産を終えている自動車である。これを手に入れ、更にミニの一部とは言え、中古部品を入手することは、大変である。まして、後8ヶ月しか英国に滞在できない身の上では不可能に等しい。
英国のキットカーと言うものは、全て、大なり小なり「部品取り車」を必要とするようである。このコブラ・レプリカは、ましなほうで、ひどい物にはフロントはAと言う車から、リアはBから・・と言った物もある。キットカーと言うくらいなら、全てセットして欲しいと思うのは日本人的甘えだろうか?
右は、「Specialist Sports Cars」社に、直接手紙を出して送ってもらったキットカー「STYLUS」のカタログである。この車はレプリカではなく、オリジナルのスタイルをしている。「部品取り車」は、フォードのEscort
MKIIで1975-1980に生産していた20年も前の車である。こんな車、古い車が多い英国にだって滅多やたらには走っていないぞ。ちなみに今現在、私が乗っているのもEscortで、10年前の車である。この車では「部品取り車」としては新し過ぎるだが、それでもボロボロのボロ車だ。20年前の車なんてマトモに走る訳が無いぞ。その部品を使った車なんて絶対マトモに走る訳が無い・・と思う。
なお、この「Specialist Sports Cars」社、私の住んでるGuildfordから車で15分位のとなり街Wokingにあるので、今度行ってこようとおもっている。その時は、再度レポートする予定。(行ってきたよ、レポートを見よ)
左は「THE KITCAR BUILDER'S MANUAL」 PETER COSHEAD & MARTIN FOSTER著
Hanes出版(ISBN1-85010-895-6)である。英国では14.99ポンドであるが、洋書を扱っている大きな本屋なら日本でも取り寄せられると思う。何千円取られるか知らないけど。この本も斜めに読んでみた。
読んだ結果、驚いたのは、ロータス・セブンとコーリン・チャップマンの存在の大きさである。元々、セブンがキットカーとして売られていたのは知っていたが、英国には元来キットカーが存在し、その中の一つに過ぎないと思っていた。ところが、セブンは現在のキットカーの源流の一つに他ならないのである。
セブン以前にもキットカーは有るにはあった。が、世間の車もラダーフレームが主流の時代で、このフレームに乗せ代えるだけのボディがキットカーであった。現在でも、このような形式のキットカーも存在し、フォルクスワーゲンやミニ、2CV等のフロアパンに乗せ代えるボディである。
一般の車が、モノコック形式になり、単にボディを乗せ代える訳にも行かなくなった時、奇才コーリン・チャップマンがセブンをキットカーとして発表した。セブンは、オリジナルの鋼管スペースフレームにランニングギアを「部品取り車」から取り付ける方式であった。
この時、「部品取り車」の性能を遥かに凌駕するキットカーが作れることをセブンは証明してみせたのである。
前述のコブラ・レプリカの「部品取り車」であるSierraは910以前のブルーバードのような車であり、STYLUSの「部品取り車」Escortは、後輪駆動時代のカローラ(レビン以外)のような車である。そのランニング・ギアを使ったコブラ・レプリカはブルーバード程度、STYLUSはカローラ程度の性能しか無いと思ったら大間違いである。コブラ・レプリカは、僅か870kgの車重に5800ccのエンジンを載せたお化けであるし、STYLUSは、排気量こそ少ないが更に軽量の640kgの車重しかない。それにSTYLUSはリアは、5リンク・リジットだが、フロントはロッカー・アーム式のダブルウイッシュボーンと言う日本ではお目にかかれないようなサスペンションなのだ。実は、STYLUSは英国の最小フォーミラーマシンF750のチャンピョンマシンのフレームを母体に作られいる。
さっきは、あれほど、ボロクソに言ったのに、結構STYLUSが気に入っていて、本当は欲しいんですね。
良しも悪しきもセブンを源流に、現在の英国のキットカーの繁栄が有るのは事実である。確かにランニング・ギアを平凡な車から取ってきても、非凡な車を作れることも事実である。しかし、一方では、ランニングギアまで完全な形で生産することを放棄している言い訳になっているのではないだろうか。
右は「BUILD YOUR OWN SPORTS CAR FOR AS LITTLE AS £250」 RON CHAMPION著
Hanes出版(ISBN0-85429-976-9)である。これも英国では14.99ポンドである。
この本、これまで紹介した本の中で一番初めに買った物で、斜め読みではなく、すみからすみまで読んだ。この本は傑作である。
これは、キットカーの本ではなく、題名通り、たった250ポンド(日本円で約55,000円)で、自分のスポーツカーを作ってしまおうって言う内容。先のSTYLUSと同じようにフォードのEscortを「部品取り車」にする。
その上、下の写真のような鋼管スペース・フレームやサスペンションを自分で作って、オリジナルのスポーツカーを作ってしまおうってわけ。
私は、あまりレプリカ・カーに興味はない。本物のコブラが手に入るならともかく、形だけを似せたレプリカは、結局、猿真似の領域を出ていないと思う。その意味では、同じキットカーでもSTYLUSの方がオリジナル・デザインで個性を主張している。また、クラシック・カーのレストアも面白いとは思うが、過去の栄光を引きずっているだけで、やはり自分の個性を完全に反映する訳ではないと思う。
オリジナル・デザインのキットカーは、かなりいい線であるが、それでも、世界唯一の車ではない。少数生産とは言え、同じ形の車が何台も作られているのであるから。
それらに対し、この本の主題である「自分のスポーツカーを自分で作ってしまう」と言う考え方自体が傑作である。これこそが、本当の個性の主張と呼べるのではないだろうか。
表紙のように、見た目はセブンに良く似た車では有るが、シャーシから全て自分で作る方法が載っている。スクラッチで自分の車を作るなど、日本に居た時は思いもしなかったが、これこそ私が望んでいた物のような気がする。
日本では、フォードのEscortを入手することは困難と思われるが、後輪駆動時代のカローラとかサニーを「部品取り車」にしたらできるのではないだろうか。フロント・ホイールのハブは、旧ダットサントラックあたりから取ってくればどうか。いっそ、シビック等の前輪駆動車のランニング・ギアを後ろに積んで、ミッドシップにするのも良いかもしれない。この本を読みながら、そんな事を想像してしまった。そんな車で車検が取れるのかなあ。
キットカー・自作スポーツカーの、どちらにしても結局、日本に持ち込んでからの車検が問題である。私は日本の車検制度に詳しくないので、以下の事が可能なのか不可能なのか、良く知らない。
誰か、これらの疑問に答えてくれる方がいらっしゃれば、メールで回答頂けると幸いである。
以前から、『キットカーや自作スポーツカーを素人が作っても実用になる車が作れるだろうか』と言う疑問があった。英国に来て、この設問自体が、とんでもない見当違いであることに気が付いた。
英国人は、誰もキットカーや自作スポーツカーに実用性など求めていないのである。元々、スポーツカーなど、運転して楽しければ良い訳で、実用性を犠牲にしても運動性能さえよければ良いのだ。
スポーツカーに実用性を求めたり、ましてや毎日の通勤や買い物に使うことを求めることは、単に貧乏くさいだけの話にすぎないのだ。車に実用性を求めるのなら、スポーツカー以外にもう一台実用性のある車を持てば良いだけの話である。
天気の良い土曜・日曜には、平日には見ることもできないオープン・ツーシーター・スポーツカーやクラシックカーが、街に出てくる。ACコブラ、セブン、エラン、エリーゼ、モーガン等は当たり前で、私にも車種名の判らないクラシックカーも出てくる。一番感動したのは、日本では車の博物館でしかお目にかかれないようなEタイプ・ジャガーが道端にさりげなく駐車していたことである。もっとも私には、どれが本物で、どれがレプリカか、私には区別がつかないのだが。
土曜日曜以外の日に使う実用的な車は、1600cc以下の小型車が中心であり、それも相当古くなるまで乗っている。実用的な車に、見栄を張って金を使うことは品の無いことなのである。
この国には、日本のように他人がみすぼらしい車に乗っていたからと言って、その人が貧乏であると勘ぐったり、高級な車に乗っていたからと言って、身分不相応の贅沢をしていると後ろ指を差したりはしない。
日本で車を選ぶ時、「他の人が、どう見るか」を基準にしていないだろうか?スポーツカーが欲しいが遊び人と思われるのが嫌で避けたり、逆に単に隣近所に恥ずかしくないだけの理由で必要も無いのにある程度の大きさの車を買ったりしていないだろうか? これは、単に日本の車社会が、ひいては日本の社会が未熟である事以外のなにものもない。
社会が成熟している英国において、車が好きな人が、どんなに趣味的に金をかけようが、車に興味が無い人が只走るだけのボロ車に乗っていようが、全て個人の自由であり、その意志を尊重するのである。ただ、それだけの話である。
前節では、英国、特に車社会について、ベタベタに誉めたが、ここでは逆に批判しなければならない。
つい先日、ロールスロイスがBMWに買収されたというニュースが入ってきたと思ったら、買収先が直前でフォルクスワーゲンに逆転された。トライアンフは既に無く、VAUXHALLはGM、ジャガーはフォード、モーリス、オースティン、MGはローバーと共に同じくBMWに買収され、ロータスはブガッティから名前も忘れたがインドネシアだか何処だかの会社に売却されている。遂に、英国の主な自動車会社は全て、外国資本下に置かれたことになる。例外は、ごく少数生産のスポーツカーメーカーだけだそうだ。つまり、キットカーやTVRやモーガン等のスポーツカーメーカーが残されただけである。
結局、趣味性が高いが、実用性も生産性も悪いスポーツカーは生き残れたが、実用的な車は英国では滅びてしまっているのである。もちろん、ローバーもジャガーもブランド名が生き残っているだけでなく、英国内での開発生産も残っているので、英国製の実用車が完全に途絶えた訳ではない。が、外国資本下で独自性が保てるかは疑問である。(もっとも、ローバーなんてBMWに買収される前からホンダの車ばかり生産していたけど)
結局、経済的には、敗者に成り下がった英国の趣味的な車社会、これは一体何なんだろうか。もっとも、日本の車産業とて安心はできない。日野、いすゞが乗用車生産を止め、マツダがフォードの資本下に置かれ、ホンダ以来、新しい車メーカーが登場しない(除くミツオカ)現状を考えると、いつ動脈硬化が起こってもおかしく無いのだから。日本の車産業を悲観的に見過ぎていると笑うなかれ。30年前に現在の英国車産業の凋落を予想できた人は誰もいないであろうから。
(そんな事、言っている間に日産とベンツの資本提携の話が出てきたぞ。)
この辺で、多分一番気になる価格について、報告しよう。なお、今、日本円は変化が激しく、1ポンド220から230円位で毎日のように変動しているが、ここでの換算はすべて、1ポンド220円として計算している。
まず、先ほどのコブラ・レプリカSUMO Mk3の価格であるが、正確な価格リストを持っていないので、kit
car magazineの広告から割り出した。あまり確度の高い値ではないので、そのつもりで見て欲しい。
シャーシ | 830ポンドから | 182,600円から |
ボディ | 1,399ポンドから | 307,780円から |
スターター・キット(シャーシボディ含む) | 2,229ポンドから | 490,380円から |
フォードV8エンジン(排気量は不明) | 1,950ポンドから | 429,000円から |
上記のリストには、日本の消費税に当たるVAT(17.5%)が、入っていないから注意されたし。
「部品取り車」として、フォードのSierraが必要だが、こんなもんボロボロのボロ車で充分だから、500ポンド(110,000円)も有れば御の字だある。(30ポンドで充分という話もある)
憧れのコブラ(レプリカだけど)が、100万ちょっとで手に入ると喜び召されるな。先にも言ったように、これは雑誌の広告のままの値である。「XXポンドから」の「から」が曲者で、多分、上記の2倍から3倍の費用が必要になることは間違い無い。この後に示すSTYLUSは、詳細な価格リストを入手したが、「シャーシ690ポンドから」とは、本当にシャーシだけの値段で、サスペンションなどを組上げるには、「部品取り車」以外に1950ポンドが必要なことが判ったからだ。
あくまで参考の価格であるが、組立て説明書によると、最も安い組み合わせで11,000ポンド(242万円)、最も高い組み合わせで20,000ポンド(440万円)、標準的な組み合わせで15,000ポンド(330万円)程度だそうだ。20,000ポンドもあれば、フルレストレーション済みのエランが手に入る事を考えると安いか高いか良く判らんね。
次に、カタログを送ってもらったSTYLUSの価格である。これは、1998年1月付けの価格リストがあるので比較的正確な値である。
シャーシパック | 1,950ポンド | 429,000円 |
ボディパック | 1,049ポンド | 230,780円 |
シャーシ&ボディパック | 2,999ポンド | 659,780円 |
フイッティングパック(ワイパー、ライト等) | 1,162ポンド | 255,640円 |
シャーシ&ボディ&フイッティングパック | 4,161ポンド | 915,420円 |
同じく、VATと「部品取り車」が含まれていないが、エンジンも「部品取り車」の物を使うとすれば、せいぜい130万円くらいで手に入りそうである。標準的な組み合わせの参考価格も6,000ポンド(132万円)であった。だが、組立てる為に必要な道具や場所、そして労力も必要だし、第一時間が必要である。
なお、キットカー・メーカーだけで50社以上、キットカーの種類となると180種以上が英国にはある。その全てを調べたわけではないので、もっと面白い物やコストパフォーマンスの良い物、「部品取り車」の要らないモノ等が有るかもしれない。調査は、今も進行中である。(キットカー・メーカー50社の中には、有名なケーターハムやジネッタも含まれる。ケーターハムは私の家から車で40分程なので、その内、行こうと思っている。)
キットカーを日本に運ぶとしたら、輸送費と関税が別途必要になる上、最大の難関は、日本の車検制度が問題である。嗚呼、やはり、キットカーを作って日本に持ち込むことや、キットカーを日本で組立てることは無理なのかなあ??