野田篤司の英国文化考

その15 キットカーと自作スポーツカー(7) キットカーのモーターショー 25th August 1998

ちょっと更新 21st October 1998

THE LONDON KIT AND SPECIALIST CAR SHOW

 ロンドンの「KEMPTON PARK EXHIBITION CENTRE」で「THE LONDON KIT AND SPECIALIST CAR SHOW」と言うキットカーのモータショーが8月1日と2日の二日間、開催された。二日間の内、8月1日に見物に行ってきた。

 会場は、どんなところかと思っていたら、要は競馬場であった。私は競馬は趣味ではないので、日本の競馬場がどんな所か知らないが、モーターショーの会場となった競馬場は、とても広く、メイン会場は、観覧席の下で、競馬のレースコースの中に一般客のキットカーの駐車場があり、これも見学出来るようになっている。(関係ないが、競馬のコースの芝って初めて見たが、長めにそろえてあって、とても奇麗であった。)

ACコブラ 427 レプリカ(?)

 会場の入り口に置いてあったコブラ。レプリカだと思うけど、よく判らない。

 流石に入り口に置いてあるだけあって、状態が良いと言うか良く作っていると言うか? であった。

 一緒に写っているのは、我が家族である。

モーガン式の三輪車

 フロントにV2エンジンを積んだ三輪車。写真がごちゃごちゃになって、メーカー不明。

 こんな物が手作りでナンバーを取得できるのだから、英国の車は良いよね。

ジネッタ G27 (シャーシ)

 日本でも有名なジネッタG27のシャーシ。

 あのとっても美しいボディの下には、こんなシャーシが隠されているのだなあ。

 フロントはノーマルのダブルウイッシュボーン、リアは5リンク式のリジットである。

 このシャーシに見とれて、ボディの付いているG27の写真を撮るのを忘れてしまった。奥の黄色い車がG27なんだけど、この写真で全景が判る訳無いか!!
 Ginetta Carsのホームページを見るとG27の全体像が判るぞ![1998.10.21追記]

NG

 MG・TC/TDのレプリカで、NGと言うキットカー。ほとんど冗談のような名称。

 私の妻は、どうも、この傾向の車が好きみたいで、こういう車の後ろにバックを積んで、ハイキングとかをしたいみたいだ。

GD427 (シャーシ)

 Gardner Douglas Sportscarsと言うメーカーが出しているコブラ・レプリカのシャーシ。前後ともダブルウイッシュボーン。V8エンジンも付いているし、なかなかの迫力である。

 このメーカー、レプリカのコブラと言うより、本気でスポーツカーを作っているみたいで、レースなどにも参加して、良い成績を残しているようだ。いっそオリジナルのスポーツカーにすれば良いのに・・・・
 Garder Douglas Sports Carsのホームページを見るとGD427の全体像が判るぞ![1998.10.21追記]

Lotus Mk6

 これは、レプリカではなく、本物のロータスMk6。ケータハムのブースに展示してあった。レプリカでないとは言え、ロータスMk6もキットフォーム販売していたと言うから、キットカーには違いが無い。

 フロントのサスペンションが、オースティン・セブンほとんどそのままと言うのが面白い。

Tiger Cat E1 (キット)

 Tigerと言うメーカーが出しているセブンタイプのキットカー。キットフォームそのままで展示してあった。これが、2,295ポンド(約50万円、1ポンド=220円で計算しているが、そろそろレートも見直さないとね)だと思うと安いよね。キット以外に「部品取り車」としてSierraが必要である。

 こんなのが自宅に配達されたら、それこそ小躍りして喜んじゃうよねえ。

会場で店を広げている部品屋

 モーターショーの会場内では、何軒も部品屋が店を広げていた。この店はライトとか計器とかを売っていた。


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